癒し処やまかわ調布店です。今日は肩こりの原因について書かせていただこうと思います。
現代ではパソコンやスマホが当然の様に生活の一部となり、肩こりの質も変わってきたと、ベテランの整体師の方は仰っています。何が違うかというと、昔に比べて下を向いたままの姿勢でいることが長い分、いわゆるスマホ首といわれる様に首が斜め前に張り出した状態で固まってしまう事が多くなって来ている様です。首の後ろが張っているだけではなく、放っておくとだんだんと背中全体に張りが広がって行く為注意が必要です。
それではなぜその様になるのかというと、下を向く姿勢が長く続くことで後頭筋(こうとうきん)、頭板状筋(とうばんじょうきん)といった首の付け根の筋肉に張りができ、更に深層筋である上頭斜筋(じょうとうしゃきん)、下頭斜筋(かとうしゃきん)、大後頭直筋(だいこうとうちょっきん)、小後頭直筋(しょうこうとうちょきん)といった筋肉が引っ張られて張りを持ちます。
そこから更に首が前傾することで脛骨と肩甲骨をつないでいる肩甲挙筋(けんこうきょきん)に張りが生じ、長時間の張りと停滞によって疲労物質が溜まると言われています。疲労物質が溜まった肩甲挙筋が炎症を生じると、周辺にある大小さまざまな筋肉が肩甲挙筋の動きをカバーする為に代償動作(動きが鈍くなった筋肉の代わりに周りの筋肉がその代わりをすること)をする様になります。すると、そうした筋肉は本来の動き以上の働きをする為に張って行きます。
これが、スマホやパソコンなどに集中し過ぎた人が肩から背中にかけて張りが広がって行く過程の一つの様です。
次回は効果的なストレッチの方法について述べさせていただきます。
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